2023年4月から雇用保険料率が上がります
昨年10月に引上げられた雇用保険料率 ですが、
労働者・事業主ともに引き上げられていますので、給与計算をする際、控除額にご注意ください。
事業の 種類 |
2022(令和4)年度(10月~) | 2023(令和5)年度 | ||||
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2022年10月1日~2023年3月31日 | 2023年4月1日~2024年3月31日 | |||||
① 労働者 負担分 |
② 事業主 負担分 |
①+② 雇用保険料率 |
① 労働者 負担分 |
② 事業主 負担分 |
①+② 雇用保険料率 |
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一般の 事業 |
5 / 1,000 | 8.5 / 1,000 | 13.5 / 1,000 | 6 / 1,000 | 9.5 / 1,000 | 15.5 / 1,000 |
農林水産・ 清酒製造の事業 |
6 / 1,000 | 9.5 / 1,000 | 15.5 / 1,000 | 7 / 1,000 | 10.5 / 1,000 | 17.5 / 1,000 |
建設の 事業 |
6/1,000 | 10.5/1,000 | 16.5/1,000 | 7 / 1,000 | 11.5 / 1,000 | 18.5 / 1,000 |
<計算例>
建設事業で給与額が20万円の場合(4月以降 変更後)
・労働者の負担額 20万円x0.007 (7/1,000)=1,400円
・事業主の負担額 20万円x0.0115(11.5/1,000)=2,200円
<変更後の雇用保険料率は、賃金締日によって決まります>
例1)当月締め・翌月払いの場合
締日:3月31日 支払日:4月15日
→ 3月までの従来の雇用保険料率で計算
例2)当月締め・当月払いの場合
締日:4月20日 支払日:4月30日
→ 4月以降の変更後の雇用保険料率で計算